リコージャパンは10月14日、ニューノーマル環境下での業務効率化や生産性向上を実現するソリューション商品群である「RICOH Digital Processing Service」の新サービスとして、国内中堅企業向けにドキュメント管理やワークフローを効率化する「RICOH コンテンツ活用&業務効率化サービス」の提供を2020年10月19日より開始すると発表した。
同サービスは、同社のグループ会社である独ドキュウェアが開発するクラウド型のCSP(Contents Service Platform)である「DocuWare」をコアに、顧客の課題を解決するためのソリューションを提供する。
「DocuWare」は、OCRによる紙文書のデジタル化からコンテンツ管理に加え、ワークフロー自動化、外部システムとの連携を実現する。複合機によるスキャンデータや受信FAX、メール文書、添付ファイル、WEBフォームなど、さまざまな形式の情報に対して自動的に全文OCR処理を実施し、AI技術により、ドキュメントの種類やコンテンツ内容および配置を学習する。
また、インデックス情報を自動抽出することで、迅速な検索や業務システム連携用データとして活用できる。各種情報のデジタル化・インデックス化によるコンテンツ管理に加え、CSV/APIを活用してインデックス情報を外部システムとシームレスに連携できるとしている。
同サービスでは、DocuWareをコア・アプリケーションとし、業種業務ごとの顧客の環境に合わせ、固有のプロセスに対応したモデルを提供する。帳票処理自動化、注文書ファクス処理の効率化、契約書管理効率化、ワークフロー文書管理など4つの業務モデル、また、業種向けモデルとして「製造現場かんたん文書管理モデル」を用意し、順次モデルバリエーションを拡大する予定だ。
同社は、同サービスを企業の業務を変革するキー・ソリューションとして展開し、中堅企業におけるクラウド技術を活用した業務改善を促進する方針だ。なお同サービスは、2020年10月19日から首都圏エリアで展開し、2021年1月以降に全国への拡大を予定している。