凸版印刷とギグワークスは10月14日、AIを活用した「リモート接客」システムの共同開発に着手したと発表した。両社は2020年9月1日より同サービスの開発に向けた協業を開始している。
同サービスは、遠隔で待機しているスタッフがAIカメラを搭載した店頭サイネージから店舗を歩く消費者を目視することができ、消費者に対して声をかける「リモート接客」が可能。また、スタッフは複数のアバターを同時に操作することができ、店頭で行っていた販促活動をデジタル化し、コロナ禍での店頭接客を継続することで消費者のエンゲージメント向上につながるとしている。
さらに、AIカメラを活用することでスタッフの接客に対して顧客の反応が可視化でき、そのデータをもとにAIで接客スクリプトを自動生成・随時更新。経験の浅い販売員の接客スキルを向上させることで、販促活動をサポートする。
また、AIカメラを活用することで店頭での消費行動データ(会話情報・バイタルデータ)を蓄積し統計データとして活用することも可能だ。
両社は、同サービスの開発を進め2021年1月の提供開始を目指している。