アンジェスは10月12日、同社が開発を進めている新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチンの大阪大学医学部附属病院(阪大病院)での第1/2相臨床試験において、予定通り30症例全員に対し、すべての接種が完了したことを発表した。
2020年9月上旬より健康成人志願者30名(30例)を対象に接種を行ってきた同臨床試験は、ワクチンとして最適な接種間隔および接種回数などを検討することを目的に進められているもので、1回あたりの接種用量2.0mgを基準に、「10例による2週間間隔での2回接種」、「10例による4週間間隔での2回接種」、「10例による2週間間隔での3回接種」の群に分けて、2021年9月30日までを予定試験期間(第1回目接種から52週間のフォローアップ期間を含む)として進められている。
なお、同社によると、ワクチン開発は計画通り進んでおり、接種完了後、経過観察を経て、大阪市立大学医学部附属病院および阪大病院での第1/2相臨床試験成績を総合的に判断する速報結果を、2020年第4四半期に公表する予定だとしている。