デンソーとデンソーウェーブは7日、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers/アイトリプルイー)が電気、情報技術分野の歴史的偉業に対して行う顕彰「IEEEマイルストーン」にQRコードが認定されたと発表した。
当初はデンソーの応用機器技術部門であったデンソーウェーブが1994年に開発した2次元コード「QRコード」。特許を無償開放し、普及活動を重ねて25年を経た現在、誰しもが手軽に扱える情報伝達ツールとなっている。その歩みはデンソーウェーブのQRコード25周年記念サイトに掲載されている。
「IEEEマイルストーン」は1983年に制定され2019年末時点で全世界207件、日本からも過去35件が認定されているがデンソーグループとしては、初認定となる。同社は、"QRコードが世界中の企業の製造・管理業務の改善に寄与したことや、電子決済などの多様なアプリケーションで利用されていること"が評価されたことや、一つのコードに公開用と非公開用の2種類のデータが格納できる「SQRC」、人の顔の特徴をQRコード化する「顔認証SQRC」など、現在も開発を続けていることを述べている。