米国半導体工業会(SIA)は、2020年8月度の半導体市場(3か月の移動平均値)が前年同月比4.9%増、前月比3.6%増の362億ドルとなったことを発表した。
SIAのプレジデント兼CEOのJohn Neuffer氏は「2020年8月の半導体市場は7か月連続で前年同月比で増加しており、2020年の半導体市場は、これまでのところ世界的なマクロ経済の逆風の影響をほとんど受けてはいないことが明らかとなった。とりわけ米州の売上高は際立っており、前年同月比でほぼ24%増加した」と述べているが、今後数か月は依然としてかなりの不確実性がある、とも述べている。
地域別で見た前年同月比は米州が同23.6%増、中国が同3.0%増、アジア太平洋/その他が同2.1%増、日本が同1.4%減、欧州が同10.1%減。また、前月比では、アジア太平洋/その他が同5.6%増、欧州が同5.5%増、中国が同2.9%増、米州が同2.6%増、日本が同1.5%増とすべての地域でプラス成長を達成、半導体市場は世界的に好調に推移していることを示す結果となった。