大日本印刷(DNP)とサイバーナレッジアカデミー(CKA)は10月5日、受講者の職場や自宅からオンラインで実践的訓練システム「TAME Range」に接続し、チームでの演習を受講できる「サイバー・インシデントレスポンス・マネジメントコース(CIRMコース) オンライン演習」を11月から新設することを発表した。

  • 演習画面イメージ

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同演習は、セキュリティ担当者を対象に「CIRMコース 基礎演習」、「CIRMコース 実践演習Ⅰ~Ⅲ」、「CIRMコース産業制御系・基礎」、「サイバーオフェンスプロフェッショナルコース」をオンラインで演習できるもの。

コンピュータセキュリティに対応する企業内のチームであるCSIRT(Computer Security Incident Response Team)の業務に携わるメンバーが、DNPの拠点内(東京・五反田)にあるCKAの教室に行かなくても、遠隔地からハンズオン演習を受講できるという。

同演習ではTAME Rangeを活用し、一般的な企業のネットワークシステムの仮想環境を再現して訓練・演習を行うという。CKAが定めたWindowsやLinux環境のパソコンとインターネット環境があれば受講者のパソコンからのアクセスが可能となり、CSIRTのメンバー同士が異なる場所にいても、日本国内であればどこからでも複数名がチームとして受講できるということだ。

日本語のテキストを使用して日本語で実践演習を行う。海外の実例に基づいたリアルなサイバー攻撃のシナリオを多数用意し、最新のサイバー攻撃対策を学べるほか、サイバー攻撃に対する分析から遮断・駆除、報告までを一貫して演習することで、未体験の攻撃に対応できるスキルを習得できるとしている。

また、実務で活用できる最新インシデントマネジメント技術をハンズオンで習得。実行画面を確認しながらチャット・ビデオチャットを利用しての個別サポートや、チーム間、受講生と講師とのオンラインでのやりとりを交え、5日間で必要なスキルを習得するという。

  • 演習画面イメージ

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今回、「CIRMコース オンライン演習」の第1弾として、11月に「CIRMコース基礎演習」を実施し、その後、その他のコースも随時オンラインで提供していく予定だということだ。

CIRMコース基礎演習の価格は70万円/人(5日間、各回9:00〜18:00)、受講対象は、官公庁、システムインテグレーター、セキュリティベンダー、教育機関のほか、情報通信・金融・電力等の重要インフラ14業種などのセキュリティ担当者。 申し込みはサイバーナレッジアカデミーのWebサイトから。