セキュアは9月28日、AI(人工知能)顔認証/AI体温測定/出退勤打刻が同時にでき、遠隔からリアルタイムでオフィスの混雑状況の把握と勤怠の一元管理が可能なクラウド入退室管理ソリューション「SECURE AI Office Base(セキュアエーアイオフィスベース)」を提供開始した。

  • 「SECURE AI Office Base」の利用イメージ

「SECURE AI Office Baseは、マスクをしたままデバイスに顔を映すだけでAI顔認証、AI体温測定、出退勤打刻を同時にでき、管理者は出社しなくても勤怠管理からオフィスの混雑状況まで、一元管理が可能。管理者に加えて、従業員もスマートフォンのアプリからオフィスの混雑状況をリアルタイムで確認可能としている。

同社は同ソリューションの特徴として、以下の6点を挙げる。

1.顔認証(非接触)でのスマート入退室管理
2.AIによる従業員の健康管理
3.混雑状況やオフィス稼働率の可視化
4.勤怠の一元管理とリモート運用
5.在籍管理・チェックインアラート
6.顔写真の送信によるゲストのワンタイムパス発行

顔認証でのスマート入退室管理については、顔認証技術を使用した非接触による本人認証ができる。複数のカードを持つ必要はなく、拠点やエリア、時間ごとにアクセス権限の設定が可能であり、入退室と同時に勤怠データも記録する。

  • AIによる従業員の健康管理のイメージ

AIによる従業員の健康管理に関しては、マスク着用検知や体表面温度測定を行う。マスクを着用していない社員には音声でアラートを発する。体温が高い社員がいる場合はアラームで管理者にも通知するとともに、入室の制限もできる。出退勤時の表情の分析や傾向の解析、入退室ログの傾向による異常判定も可能だ。

  • 混雑状況や稼働率の表示画面

混雑状況やオフィス稼働率の可視化については、リアルタイムで混雑状況を分析するシステム「secure Analytics(セキュアアナリティクス)」のノウハウを生かし、オフィス向けの混雑状況が可視化できる機能を搭載している。

また勤怠の一元管理とリモート運用に関しては、入退室管理と同時に勤怠データの取得が可能。分散化したオフィスでも一元で管理できるため集計が容易だといい、遠隔でも出社状況の確認ができる。多拠点分散のオフィスでも一括でデータ運用が可能だとしている。

  • 在籍管理画面

在籍管理について、フリーアドレス化や分散化が進んだオフィスでも、誰がどのオフィスにいるかを即座に把握できる。チェックインアラート機能では、誰かがオフィスにチェックインした時に個別に通知する。

ゲストのワンタイムパス発行に関しては、ゲストユーザーに対して、スマホから送った顔写真によりワンタイムパスの発行が可能。外部の人物の入室許可にあたり、カードの貸与や入室カードなどの記入は不要だという。