Netcraftは9月23日(米国時間)、「September 2020 Web Server Survey|Netcraft News」において、2020年9月におけるWebサーバのシェア調査結果を伝えた。2020年9月は1,196,298,727サイトが検出され、34,277,859サイトおよび10,901コンピュータの消失が観測された。ユニークなドメインは増加したものの、インターネットは2020年9月もホスト名ベースで減少したことになる。2018年以降、インターネットはホスト名ベースで縮小が続いている。
2020年9月は約1500万のドメインがMicrosoft WebサーバソフトウェアからOpenRestyへ切り替わったことも大きな特徴となっており、その動向は上記グラフに表れている。この動きによって、ドメインにおけるMicrosoftの市場シェアは5.97%減少。一方、OpenRestyは6.71%増加し、市場シェアとしては13%に到達。ドメインシェアにおいてnginxとApacheに次いで3位の市場シェアを獲得した。
OpenRestyはカスタマイズされたNginxコアをベースに、同じく機能拡張が施されたLuaJITを統合したWebプラットフォーム。それ以外のサードパーティ製Nginxモジュールや外部依存なども取り込んでおり、単体でWebアプリケーションサーバとして動作するという特徴がある。OpenRestyで取り組まれたNginxコアへのカスタマイズなどは随時Nginxへマージされており、基本的にオフィシャルのNginxを使用するというスタンスが取られている。