国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は、2020年8月度(3か月の平均ベース)の北米製半導体製造装置の販売額が前月比3.0%増、前年同月比32.5%増の26億5000万ドルに達したと発表した。北米半導体製造装置の販売は新型コロナウイルスによる世界経済が停滞しているにもかかわらず、過去半年にわたって前年同月比2桁成長を続けており、8月度も好調な結果となった。

SEMIのプレジデント兼CEOであるAjit Manocha氏は、「サプライチェーンの不確実性と新しい(米国政府商務省の)規制上の制約にもかかわらず、半導体製造装置の需要は引き続き堅調に推移している」と述べている。

  • SEMI

    過去6か月間の北米製半導体製造装置の販売額の推移 (出所:SEMI)

2020年8月度の日本製半導体製造装置も好調

日本半導体製造装置協会(SEAJ)によると、2020年8月度の日本製半導体製造装置の販売額も、前月比0.2%増、前年同月比17.3%増の1884億円となり、前年同月比では4月以降5か月にわたって2桁成長が続いているという。

日本製、北米製ともに好調であり、コロナ禍の経済状況の中、半導体産業に関しては、引き続き堅調に推移していることがうかがえる。

  • SEAJ

    過去6か月の日本製半導体製造装置の販売額 (出所:SEAJ)