リコーは9月17日、他拠点間における複数対複数のテレビ会議を想定したクラウドアプリケーション「RICOH Unified Communication System Apps for Rooms」(RICOH UCS Apps for Rooms)の提供を開始した。
新製品は、主に企業の会議室や工場など、他拠点間における複数対複数のテレビ会議を想定したWindows 10向けのテレビ会議用クラウドアプリケーション。小型パソコンやボックス型パソコンなどにインストールし、ディスプレイやカメラ、スピーカー、ビデオキャプチャなどの周辺機器を組み合わせることで、専用機のようなユーザーインターフェース(UI)で、遠隔会議を実現できるという。
ソフトウェアとして提供し、周辺機器と組み合わせることで、小規模なミーティングスペースから中規模会議室まで、利用条件に適したテレビ会議環境の構築を可能としている。また、クラウド上のRICOH UCSサービスプラットフォームを利用しており、既存のRICOH Unified Communication System専用端末やRICOH Unified Communication System Appsとの相互接続が可能。
さらに、アドレス帳から接続先を選択するだけで簡単に接続できるため、会議URLの発行やデバイスの接続などが必要なくテレビ会議を開始できるほか、専用機に搭載していたPC画面共有機能をサポート。管理者機能を有効にすることで、各種の設定変更に制限をかけることができ、汎用PCを使用した際のセキュリティを担保し、導入時には機器の選定や、各種設定まで同社グループがサポートする。