Appleは2020年9月16日(米国時間)、iOSの最新版となる「iOS 14」の配信を開始した。iOS 14には新しく設計されたウィジェットが導入されたほか、アプリを自動的に分類するAppライブラリの導入、完全にオフラインで使用できる翻訳アプリの導入などが行われている。
- 新しいウィジェットの導入(ホーム画面にウィジェット配置可能、配置サイズを大・中・小に変更可能、スマートスタックと通知機能による最適な表示の実現、ウィジェットギャラリーの導入)
- デフォルトのWebブラウザおよびメールアプリを設定する機能を追加
- 天気アプリに竜巻、猛吹雪、洪水など政府機関が発表する警戒情報を追加(日本、米国、欧州、カナダ、オーストラリア対応)
- データ漏えいが発生している可能性がある保存済みパスワードを検出する機能をSafariに追加
- マップを改善(自転車の経路案内を改善、電気自動車経路の改善、渋滞区域表示の導入、速度取締カメラや信号無視抑止システムに対する通知、位置情報の精密化)
- オフラインで利用できる新しい「翻訳アプリ」を導入。音声入力が可能で会話で使用可能。日本語に対応
- 背面のダブルタップやトリプルタップに動作を紐付けるアクセシビリティ機能を追加
- 日本語のかなキーボードを数字を簡単に入力できるように再設計
- メモアプリのスキャン機能向上と線や円弧などの図形描画機能の向上
- カメラ関連機能の向上
- ヘルスケア機能の向上
iOS 14が対応するデバイスは次のとおり。
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone XS Max
- iPhone XS
- iPhone 8 Plus
- iPhone 8
- iPhone 7 Plus
- iPhone 7
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6s
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone SE(第1世代)
- iPod touch(第7世代)
iOS 14にはデフォルトのWebブラウザやメールアプリを設定する機能が追加されている。Safariやメールアプリ以外のアプリを主に使ってきた場合、この設定を利用することでより好みの状態にすることができる。