KDDIは9月14日、エコモットおよびWDSの協力の下、画像認識技術を使用し、建物に入室する人の体表面温度の自動測定やマスク未着用者の検出と着用を促す「KDDI IoTクラウドStandard サーマルカメラパッケージ」を提供開始した。
新ソリューションは、建物の入口にサーマルカメラを設置し、約0.3秒で人物の体表面温度を測定すると同時に、マスクを着していない人を検出して着用を促す。
計測した温度や属性情報はクラウド上に保存するため、必要に応じて過去データから感染経路を即座に調査することが可能。標準機能ではマスク着用の有無をテキストで保存するが、追加オプションでは個人にひもづくデータ、推定年齢、性別の保存ができる。
また事業所などにおいては、事前に人物登録を行って体表面温度などの情報との紐付けすることで、本人特定も可能としている。
提供料金のうちクラウド料金は、初期費用として契約事務手数料が1契約につき1万円(税別)。月額費用は、機器接続料が1台当たり2000円(同)、サービスID利用料が1ID当たり5000円(同)。端末料金は、月額プランの場合は1台当たり月額2万円(同)、購入プランの場合は1台当たり29万8000円(同)。