沖電気工業(OKI)は9月9日、ATM、自動チェックイン機、券売機、電子マネーチャージ機などさまざまな端末において、画面に触れることなくタッチパネルを操作することを可能にする「ハイジニック タッチパネル」を開発したことを発表した。
今回開発した「ハイジニック タッチパネル」は、同社のセンシング技術を活用し、従来、画面に指を触れていたタッチパネル操作を非接触で行えるようにしたもの。
端末の操作画面に実装した特殊なタッチセンサーにより、利用者は画面の数cm上に指をかざすことで操作ができるため、画面に触れずに取引を行うことが可能だという。
また、利用者が誤って画面に触ってしまった場合への対策として、操作画面に抗菌フィルムを貼り付けることも可能となっている。
なお、日本航空(JAL)は8月24日〜9月15日、羽田空港において、この「ハイジニック タッチパネル」を搭載した自動チェックイン機の試行を実施しているという。OKIは適用分野のさらなる拡大に向け、ATMへの搭載を各金融機関に提案しているということだ。