Microsoftは9月1日(米国時間)、「What’s New in Microsoft Teams|August 2020 - Microsoft Tech Community - 1619717」において、2020年8月に追加されたMicrosoft Teamsの新機能について伝えた。現在、新型コロナウイルスの影響を受けてテレワークやWeb会議の導入が急速に進んでいる。この状況に対応するため、Microsoftはここ数カ月、Microsoft Teamsの機能追加を積極的に行ってきた。

8月のアップデートにおける注目すべき機能としては、ビデオ会議における「spotlight」機能が挙げられる。これは、会議の主催者またはプレゼンターによって参加者のメインビューを任意の画面にロックできる機能。会議の参加者全員のメインビューをロックできるため、特定の画面に全員の注目を促すことができる。

  • 参加者のメインビューをロックできるspotlight機能 - 資料: Microsoft Teams Blogより

    参加者のメインビューをロックできるspotlight機能 - 資料: Microsoft Teams Blog

チャットとコラボレーション機能においては、Visioファイルに簡単にアクセスできるようにするためのVisioタブが追加された。これにより、チームメンバーはチャネル内の専用スペースやチャットのコンテンツに素早くアクセスできるようになる。Visio for Webにおける強化されたマルチページ操作も利用可能となった。

教育向けのTeams for Educationにおいても、興味深い新機能が加わっている。例えば、Insightsに新しいビューが追加され、管理者は学生からのデジタルエンゲージメントをシステムレベルで監視できるようになった。これは、リモート授業における教育者のベストプラクティスを可視化するのに役立つとのことだ。

  • 学生からのエンゲージメントを確認できる - 資料: Microsoft Teams Blogより

    学生からのエンゲージメントを確認できる - 資料: Microsoft Teams Blog

そのほか、代表的なアップデートとして、以下が紹介されている。

  • Microsoft Streamが利用できない地域におけるミーティングの録画が可能になった
  • リアルタイムのプレゼンスによってステータスの精度が向上した
  • IPビデオの発信・着信の両方を防止できるように許可ポリシーが拡張された
  • ロビーをバイパスできる参加者の選択肢に「私のみ(Only me)」が追加された
  • VMware Horizon 8のVDI環境上で最適化されたMicrosoft Teamsが利用できるようになった