NECソリューションイノベータは9月2日、主に食品製造業向けに、AI技術で判定した不良品や異物などの対象物を、プロジェクションマッピング技術により生産ライン上で直接マーキングし追跡する「NEC AI・画像活用見える化サービス / 動的マーキングオプション」(以下、同サービス)の提供を開始すると発表した。
同サービスは、生産ラインの作業現場の品質や進捗の見える化を支援する「NEC AI・画像活用見える化サービス / 生産管理・検査支援」のオプション機能として提供する。
同サービスは、プロジェクションマッピング技術を活用しており、プロジェクターの光が不良品や異物などの対象物をリアルタイムにマーキングし生産ラインのスピードに合わせて追跡する。これにより、検査作業や仕分け作業における現場作業者の負荷軽減や経験の浅い作業者の育成、生産の品質向上につながるとしている。
また、「NEC AI・画像活用見える化サービス / 生産管理・検査支援」を導入済みの企業の場合、同サービスの導入に必要となる主な設備は、市販のプロジェクターのみのため、生産ラインに大幅な設備変更を行うことなく導入することが可能だ。
同社は、同サービスを提供開始後3年間で、30社への導入を目指している。なお「NEC AI・画像活用見える化サービス / 生産管理・検査支援」と「NEC AI・画像活用見える化サービス / 動的マーキングオプション」の販売価格は以下の通り。
◆「NEC AI・画像活用見える化サービス / 生産管理・検査支援」
導入費:40万円~
利用料:19万8千円~/月
※ ネットワークカメラとPCが別途必要
◆「NEC AI・画像活用見える化サービス / 動的マーキングオプション」
導入費:30万円~
利用料:5万円~/月
※ プロジェクターが別途必要