ソフトバンクのグループ会社であるMagicalMoveは9月2日、ECサイトの商品配送を自社で行う小売事業者や運送事業者などの配送業務を行う企業向けに、自動走行ロボットと連携可能な配送管理サービス「Scalle(スケール)」の提供を開始すると発表した。

物流業界では、近年の労働人口の減少によるドライバー不足に加え、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で宅配需要や非対面での受け渡しに対するニーズが高まり、ロボットを活用した配送業務の自動化および効率化が注目されている。

  • 「Scalle」のサービス概要

同サービスは、同社が提供するAIを活用した宅配サービス事業「Scatch!(スキャッチ)」で培ったノウハウを生かして開発したもの。自動走行ロボットの個体管理や位置情報管理、AIを活用したロボットの自動割り当て機能などを備えた管理者向けの配送管理アプリケーションのほか、AIが予測した荷物の到着予定時刻や配送状況を確認できるスマホアプリなどをワンストップで提供する。

また、配送管理アプリケーション上での注文データの登録や配達日時の編集など、一般的な配送業務の効率化に役立つ機能も備えており、自動走行ロボットと連携せずに利用することも可能だ。