パナソニックインフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)とアシリレラ、アセンテックの3社は9月1日、アシリレラのRPAソリューション「ロボオペレータ」とアセンテックのプラットフォーム製品「リモートPCアレイ」の連携に関する検証を完了したと発表した。
これを受けパナソニックISは同日より、在宅勤務やテレワークなどの環境下でも安定的に稼働できるRPAとして、両商品を組み合わせたソリューションの提供を開始する。
アシリレラの「ロボオペレータ」は、IT知識を不要とするシンプルな操作でロボットを作成できるデスクトップ型RPAソリューション。日本語表記で直感的に分かりやすく、既存のシステムに手を入れることなく、売上集計や経費精算といったさまざまな処理の自動化を実現する。
また、アセンテックの「リモートPCアレイ」は、1筐体に複数の物理PCカートリッジと仮想デスクトップに必要なコンポーネントを搭載したプラットフォーム製品であり、複数のRPAを集約することができる。
今回、両製品の連携検証を3社共同で行った結果、問題なく稼働することが確認できたという。同連携により、現場にフィットしたロボットを「ロボオペレータ」で作成し、在宅勤務やテレワークをしている中でも、「リモートPCアレイ」上でRPAを稼働させながら別の作業を行うことが可能。
また、オフィス勤務の環境下でも、RPA稼働用に別のPCを用意する必要がなく、省コスト・省スペース効果が期待できるとしている。
パナソニックISは、両製品を組み合わせたソリューションを提案し、2022年度末までに110社への導入を目指す方針だ。