米Cloudianは8月27日(現地時間)、「Cloudian Kubernetes S3 Operator」によるコンテナベースアプリケーションのサポートを発表した。これにより、Cloudian HyperStore S3互換オブジェクトストレージを動的プロビジョニングするためのセルフサービスツールを提供する。

Cloudian HyperStoreオブジェクトストレージプラットフォームを使用してデプロイされるKubernetes S3 Operatorは、S3互換のオブジェクトストレージをプロビジョニングするためのAPIベースの管理環境を提供する。

ストレージはアプリケーションでプロビジョニングされ、直接アクセスし、ゲートウェイや変換レイヤーはないほか、暗号化、AWS IAM(Identity and Access Management)、SAML(Security Assertion Markup Language)、WORM(Write Once Read Many)、RBAC(Role Based Access Control)の機能が含まれ、Common Criteria、FIPS、SEC Rule 17a-4(f)など厳しい規制要件による認証に対応。

また、3ノードから開始し、中断することなくエクサバイトにスケールアップが可能なことに加え、シンプルな単一のネームスペースで複数のサイトへの拡張やデータをネイティブ形式で維持するAmazon Web Services、Google Cloud Platform、Microsoft Azureのアウトオブボックス統合でパブリッククラウドに拡張することも可能としている。

さらに、従来のSAN/NASシステムやパブリッククラウドと比べ、60%以上のコスト削減を実現し、従来のアプリケーションとクラウドネイティブアプリケーションの両方に共有ストレージ環境を使用することもできるという。