ヤフーとヤマト運輸は8月24日、インターネットオークションサービス「ヤフオク!」、フリマアプリ「PayPayフリマ」において、非対面配送の連携を強化すると発表した。

  • 非対面配送の連携の強化内容

具体的には2020年9月1日より両社が提供している全国一律の配送サービス「ヤフネコ!パック」の中で、ポスト投函型のサービスである「ネコポス」の送料を、個人間取引の中で「ネコポス」最安の170円（以下価格は税込）で提供する。なお、送料を落札者負担に設定する場合も、210円（従来225円）に変更するとしている。

また、利用者が荷物の置き場所を指定可能な「置き配」をはじめさまざまな受け取り方が選択できるEC向け配送商品「EAZY（イージー）」を、まずは「PayPayフリマ」に今秋導入するという。

「EAZY」を利用することでユーザーは、通常の対面受け取り以外に、玄関ドア前、自宅宅配BOX、ガスメーターBOX、物置、車庫、自転車のかご、建物内受付・管理人預けなど、希望の場所や日時に合わせた非対面での商品受け取りが可能になる。

さらに2020年8月24日より、一般のユーザーに向けた、Packcity Japan（パックシティジャパン）が運営する無人の宅配便ロッカー「PUDOステーション」の設置希望アンケートを、「ヤフネコ!パック」ページ上で開始する。

「PUDOステーション」は、駅、コンビニ、駐車場、公共施設などさまざまな場所に設置しており、24時間都合のよいタイミングで宅急便の「受け取る」「送る」を利用することが可能。

ヤフーとヤマト運輸は、一般ユーザーからのアンケート回答を2020年9月21日（予定）まで受け付け、アンケートの集計結果はヤマト運輸とパックシティジャパンが分析し「PUDOステーション」の増設場所候補を検討する方針だ。