電通デジタル、電通、日立製作所は8月24日、テキスト解析プラットフォーム「mindlook」を新たに開発し、電通デジタルと電通は、同プラットフォームを活用したコミュニケーションデザイン領域のコンサルティングを同日から提供開始したことを発表した。
mindlookは、日本語のテキストデータをデータソースとして、自然言語処理を提供する分析プラットフォーム。従来は多くの時間と専門的知識を要した、SNSなどのデジタル上の生活者の声を短時間で分析することで、その声を深く理解し反映したCXデザインを描くことが可能だという。
日立の自然言語処理技術により、従来の分析軸「ポジティブ/ニュートラル/ネガティブ」にとどまらず、81種類の感情を自動的にタグ付けすることが可能。さらに、抽出された感性をより生活者視点で解釈するため、生活者が「どの話題について」「どんな気持ちで」書き込みを行ったか、詳細かつ可読性のある分析が可能だという。
社会の変化の兆しを捉えた新語やトレンドワードも含め、生活者からの声を約800のトピックに分類し、ブランドやカテゴリーに対する声をマーケティングファネル(認知/意向/体験/リピート)に分類することが可能となっている。
専門知識がなくても直感的に操作できるユーザーインタフェースを実現し、テキストデータをアップロードするだけで、分析者が必要とする情報を視覚的に把握できるダッシュボードが構成され、さまざまな軸によるフィルタリングを実現できるという。
また、多様なテキストデータの分析に対応し、SNSやECサイトの評価コメント、コールセンターの会話記録、問い合わせメールまで様々なデータの分析が可能だとしている。