三井住友海上火災保険(以下、三井住友海上)とアトラエ、日本生産性本部の3社は8月20日、従業員のエンゲージメントと生産性の向上を図る取組みとして、三井住友海上にアトラエが提供するエンゲージメント解析ツール「wevox(ウィボックス)」を導入するとともに、日本生産性本部と連携して、生産性向上に関する施策に取り組んでいくと発表した。

「wevox」は、従業員のエンゲージメントを可視化・分析し、取得データをリアルタイムに集計するツール。集計したデータをAI解析することにより組織課題を特定し、職場主導の組織改善につなげるとしている。

  • 三井住友海上独自の「wevox」を利用した画面イメージ

今回の具体的な取り組みとして、三井住友海上は同社の全従業員約2万人を対象に、定期的に「wevox」よりエンゲージメントと生産性に関する設問の配信と、職場ごとの回答結果のリアルタイム集計・分析を行い、各職場の管理職を中心に、自組織の結果を職場メンバー全員に共有する。

また、結果の振り返りとともに、組織の強みを伸ばし、弱みの改善につながる具体的な取組みについての話し合いを実施するとしている。

今後三井住友海上は、MS&ADグループ各社にも、従業員エンゲージメントを用いた生産性向上の施策に取り組めるよう、「wevox」の導入を推進していく考えだ。