PwCコンサルティングは8月18日、企業によるユーザー起点のプライバシー対応支援強化に向け、プライバシーに関するユーザーエクスペリエンス(UX)の調査・分析及びプライバシー管理の統合基盤構築を支援するサービスを提供開始した。
プライバシーに関するUXの調査・分析サービスでは、ユーザー起点のプライバシー観点から、Webサイトやモバイルアプリケーション、コンタクトセンターといった顧客接点におけるUXを評価し、改善施策を提示する。
具体的には、プライバシーポリシー公開、プライバシー設定、個人データ管理の3つの機能に関し、コミュニケーションの平易さ、顧客が期待するレスポンス提供の可否などを調査・分析する。
評価は、サービス単体またはサービス横断(企業や組織単位)で実施可能であり、同社が他社・業界調査結果から作成したベンチマークとの比較も可能としている。
プライバシー管理統合基盤構築支援サービスでは、プライバシーに関するUXの調査・分析を通じて把握した現状を踏まえ、各企業に最適なプライバシー管理統合基盤構築を支援する。
同基盤により、ユーザー側では自身による提供データの管理やオプトイン/オプトアウトに対する柔軟な情報連携が可能になるという。
企業側では、ユーザーから連携した個人情報やコンセントマネジメント、各種設定情報などの各種データの集中管理、及び用途ごとに整備したAPIを通じた同データの簡便な利用が可能になるとのことだ。