Microsoftは8月17日(米国時間)、「Microsoft 365 apps say farewell to Internet Explorer 11 and Windows 10 sunsets Microsoft Edge Legacy - Microsoft Tech Community - 1591666」において、Internet Explorer 11および旧Microsoft Edgeのサポート終了に関する日程を発表した。発表されたサポート終了日程は次のとおり。
日程 | 内容 |
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2020年11月30日 | Microsoft TeamsにおけるInternet Explorer 11のサポート終了 |
2021年3月9日 | 旧Microsoft Edgeへのセキュリティアップデート提供の終了 |
2021年8月17日 | Microsoft 365におけるInternet Explorer 11のサポート終了 |
Internet Explorer 11の場合、上記の日程を過ぎるとMicrosoft TeamsおよびMicrosoft 365に関するユーザエクスペリエンスが低下し、アプリおよびサービスに接続できなくなる。Microsoftはこうしたサポートが終了するWebブラウザを使用しているユーザーに対し、現在提供されているChromiumベースの最新のMicrosoft Edgeへ移行することを推奨している。
Microsoftは、Internet Explorer 11で動作することを前提に開発されたレガシーアプリケーションを継続して使用する必要性を理解していると説明しており、上記の日程を過ぎてもInternet Explorer 11の使用は継続できると説明している。Internet Explorer 11に関してはあくまでもMicrosoft 365およびMicrosoft Teamsに関するサポート終了だとしており、レガシーアプリにおけるInternet Explorer 11の使用は継続できる。
ただし、その場合でもMicrosoftはユーザーに対して、Chromiumベースの新しいMicrosoft Edgeへ移行することを推奨している。新しいMicrosoft Edgeには「Internet Explorerモード」が存在しており、Internet Explorerでの動作を前提に開発されたアプリにおいても利用できるとされている。Microsoftはこうした機能を提供することで、より多くのユーザーが最新のMicrosoft Edgeへ移行することを狙っていると見られる。
なお、ChromiumベースのMicrosoft Edgeが提供する「Internet Explorerモード」を使用したとしても、Microsoft 365およびMicrosoft Teamsが実施するInternet Explorer 11のサポート終了日程を超えてアクセスすることはできないとされている。