Microsoftは8月12日(米国時間)、かねてより発表されていた2画面Android端末の「Surface Duo」について、9月10日より出荷開始する計画を明らかにした。これに関連して、Fossbytesは8月13日、「Surface Duo Will Come With 20 Pre-Installed Google Apps (Bloatware Alert?)」において、Surface Duoには初期状態で40以上のアプリがプリインストールされると伝えている。
Surface Duoに搭載されるOSはAndroid 10であり、他の多くのAndroid端末と同様に、Google製のアプリセットとMicrosoftによるアプリセットおよびサービスがプリインストールされることになる。Microsoftが公開したSurface Duoの資料には、プリインストールされる予定のアプリのリストも掲載されており、その数は40以上に上る。そのうちのどのアプリが、Surface Duoの動作に影響しないように安全に削除できるのかは明らかではないとFossbytesは伝えている。
Surface DuoにプリインストールされるMicrosoft製のアプリとしては、以下がリストアップされている。
- Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint、Office Lens、PDF readerなど)
- Microsoft Outlook
- Microsoft Teams
- Microsoft OneDrive
- Microsoft Edge
- Microsoft OneNote
- Microsoft To Do
- Microsoft News
- Microsoft Authenticator
- Microsoft Bing Search
- Intune Company Portal
- Microsoft Solitaire Collection
- Surface Audio
Microsoft製以外のプリインストールされるアプリとしては、以下が挙げられている。
- Google Search
- Google Assistant
- Google Calendar
- Google Drive
- Google Duo
- Google Photos
- Google Play Movies & TV
- Google Play Store
- Google Maps
- Chrome
- Gmail
- YouTube
- YouTube Music
- Contacts
- Messages
- Phone
- Files
- Clock
- Calculator
- Sound recorder
- Spotify
上記に加えて、Surface Duoでは次のアプリがコア機能として搭載されるという。
- Dual screen windowing
- Adaptive modes
- App Groups
- Microsoft 365 Feed
- Dynamic dock
- Universal Search
- Adaptive Camera
- Microsoft SwiftKey Adaptive Keyboard
- Your Phone Companion
上のリストを見てすぐに気づくことは、初期状態で既にGoogle SearchとBing Searchのように似た機能を持った異なるアプリがインストールされてしまうという点だ。このようなアプリはブロートウェア(bloatware)と呼ばれ、ストレージなどのリソースを圧迫する要因にもなるためあまり好ましい状態とは言えないと、Fossbytesは警告している。
Surface Duoの技術仕様の詳細は次のページで確認できる。
価格は1,399ドルからとなっており、当初は米国のみを対象として販売され、米国以外での販売予定は発表されていない。