日商エレクトロニクスは8月12日、withコロナ時代を見据え、提供中のRPAデジタルレイバー関連サービスのうち、ロボット製作時のレビューとロボット運用に特化したサービスをBlue Prismユーザー向けにオンラインで提供を開始した。レビューサービスとマネジメントサービスは、対面での手続きが不要のため、場所を問わず全国各地で利用できる。
近年、RPAを導入する企業が増加しているが、導入企業ではロボットの管理が課題となっており、稼働するロボットが増えるにつれて、運用負荷が大きくなる一方で、品質の低いロボットも増加し、担当者はエラー処理などメンテナンスに追われて日々の業務が回らない状況が散見されているという。
同社では、これらの問題を解決するには(1)ロボットが品質や製作ルールに準拠しているかチェックすること、(2)ロボット製作者とは別に運用者を専任にすることが有効な対応策と考えており、それらに特化させたのがレビューサービスとマネジメントサービスだ。
レビューサービスは、製作ルールとなる「ガイドライン」に沿ってロボットが製作されているかの確認を可能としており、事前に現状の製作体制を確認の上、ルールのアセスメントを行い、製作工程の要所でドキュメント(要件書、設計書、テスト計画書、リリース申請書、運用ハンドブック)やテンプレート(プロセステンプレート、オブジェクトテンプレート)を確認し、ガイドラインやドキュメント、テンプレートがない場合、同社が準備(別途費用)する。
マネジメントサービスは、基本運用としてエラー受付対応、エラー切り分け・調査、ロボット本番リリース、環境管理などを行い、既存ロボットの改修では同社のガイドラインをベースにエラー対応やアプリ改修に伴う改修を実施。実績に基づく運用改善の提案としては「今が最良な状態か?」を常に意識し、運用の課題解決をサポートするという。
今後、2020年度に20社、2021年度には50社にサービスの導入を見込んでおり、今後も業務効率化や生産性向上を目指す企業を支援する。価格(税別)は、レビューサービスが月額97万5000円~、マネジメントサービスが同165万円~。