ソフトバンクの子会社、位置補正情報の生成・配信事業を行うALES(アレス)は8月7日、誤差数センチメートルの測位をするための補正情報をリアルタイムで配信する「センチメートル級測位サービス」を個人ユーザー向けに提供開始した。

料金は1IDにつき年額3万6000円(税別)。新サービスは、農業用トラクターなどの農業機械の自動運転や運転アシスト、農薬散布のためのドローンの自動航行などでの利用を想定しているという。

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同サービスは、ソフトバンクの独自基準点(固定局)が受信した信号などを基に、「ALES配信システム」で補正情報を生成し、ユーザーのGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機(移動局)へインターネット経由(Ntrip方式)で補正情報を配信するもの。

この補正情報とGNSS受信機が受信した信号を使用してRTK(Real Time Kinematic)測位を行うことで、誤差数センチメートルの高精度な測位が可能になるという。

ソフトバンクの独自基準点は全国3300か所以上に設置しており、ユーザーが基準点を設置する必要は無く、全国ほとんどのエリアで手軽に補正情報を受信できるとしている。

なお、同サービスの利用には、RTK測位対応のGNSSアンテナやGNSS受信機、Ntrip方式で補正情報を受信するためのNtripクライアントアプリケーション、インターネット接続が可能な通信端末が別途必要。