スタートアップ支援に特化したSaaS運営事業などを展開するケップルは8月6日、非上場企業の株主総会の手続きをオンラインで完結させるサービス「株主総会クラウド」の正式版の提供を開始すると発表した。
同サービスは、非上場企業の株主総会において、招集通知の送信、委任状の回収、開催履歴の管理をオンラインで完結させ、ペーパーレスな手続きにより企業の業務効率化を実現する。
具体的な機能として、招集通知のメール一括送信がある。企業側は、作成した招集通知をPDFでアップロードし、参加株主情報・開催日時・場所情報を設定し、設定した内容をもとに招集通知と委任状を株主にメールで送信する。
メールを受信した株主は、参加方法・各議案事項の賛否をオンライン上で回答し、回答内容は委任状として企業側に送信され、委任状の控えが株主側に送信される。
また、開催中の株主総会に関して、回答状況や各議案への賛否がリアルタイムで更新され、企業側は進捗をオンライン上で閲覧することが可能。終了した株主総会の開催履歴もオンライン上で管理することができる。
同社は今後、同サービスに以下の機能を実装する予定だとしている。
- 英語対応
- 複数担当者への招集通知の送付
- 書面決議での開催
- 株主名簿の作成・共有
- 招集通知の郵送代行
- 事前承認事項の対応
なお、同サービスは株主総会開催ごとの課金制となっており、株主1人当たり980円で、株主15名以上の株主総会になると基本料金として別途14800円がかかるとのこと。
(料金例)
・株主10名の場合=980円×10名=9,800円
・株主30名の場合=14,800円+980円×30名=44,200円