ISID(電通国際情報サービス)は8月5日、日本郵便に認知機能トレーニング&チェックツール「CogEvo(コグエボ)」の提供を開始したと発表した。
同ツールは、トータルブレインケアが2016年から提供するクラウドサービス。12種類のゲームを通じ、認知機能別トレーニングと認知機能チェックを提供する。ゲーム・パズル感覚でタスクを解くことにより、認知機能の5つ(記憶力、注意力、計画力、見当識、空間認識力)を五角形のチャートで表現でき、認知機能の特性の把握を実現する。
すでに医療機関や介護施設、薬局など約600件の導入実績があり、スポーツ選手の脳振とう復帰プログラムや企業の健康経営サポートなど、医療関係以外の分野においても導入が進んでいるという。ISIDは2020年1月にCogEvoの販売パートナーシップを締結し法人向け販売を開始しており、今回の日本郵便へのサービス導入は、法人向けでは初めてだとしている。
日本郵便では高齢者とその家族の安心安全のために、郵便局社員などがタブレットを持って定期的に(毎月1回/30分程度)高齢者宅を訪問し、会話を通じて生活状況などを確認、その結果を家族などへメールまたは郵送で伝える「郵便局のみまもり訪問サービス」を提供している。今回、2020年4月からのサービスリニューアルに伴い同ツールを採用したとのこと。