凸版印刷は8月5日、メーカーとサプライヤー間の電話・メール・FAXなどで行われる調達業務をクラウドで一元化できる、企業間調達支援プラットフォーム「SDNECTTM(Supply and Demand conNECT)」を開発し、同日より販売を開始すると発表した。

  • 「SDNECT」で提供予定の3つの機能

同プラットフォームは、企業間取引において必要な注文情報をデジタル化して管理できる「Digitalization機能」、調整業務などをチャットで行える「Communication機能」、取引データの一元管理によりデータ分析を可能にする「Analysis機能」の3つの機能を備えている。

同社は、製造現場のデジタル化を支援する「NAVINECTクラウド」も提供しており、同プラットフォームの導入によって、より幅広い業界・業種での資材調達から製造工程におけるデジタル化の支援が可能になるという。2021年度までに関連事業含めて約150億円の売上を目指すとしている。

また今後、デジタル化した調達業務の情報をもとに、企業間や消費者までサプライチェーン全体のDXを実現することで、バリューチェーンの最適化につながるソリューションやサービスを開発・展開する方針だ。

同プラットフォームの価格は、基本料金として月額2万円から(導入メーカーのサプライヤー1社あたり)となっている。