農業支援クラウドサービスAgrionを提供するライブリッツは8月3日、製茶プラントメーカーのカワサキ機工と共同してAgrionを介し、カワサキ機工製の茶園管理機と茶工場生産管理システム「データキーパー」を連携させクラウドサーバーで一括管理するサービス「カワサキスマートコネクト」を開発し、2020年8月1日より提供を開始すると発表した。
Agrionは生産者向けのクラウド型農業経営支援サービス。スマートフォンアプリやウェブ上で作業履歴の共有や圃場、農薬の管理など生産に関するデータを一元管理できる。
「カワサキスマートコネクト」では、農薬散布量や茶の刈り取り高さ、作業時間などの生産データを防除機、摘採機から自動で取得し、生葉受入時必要となる情報を工場へ提出できる。
また、Agrionのスマートフォンアプリ「農業日誌」を利用することで、手作業の記録も登録管理できるため、農機と合わせて生産に関わる詳細な作業データを一括して「データキーパー」に送信可能だ。
ライブリッツは同サービス連携を皮切りに、機械のメンテナンス性向上や茶葉生産者のGAP(農業生産工程管理)取得支援など農作物の生産現場に役立つソリューションを開発していく方針だ。