Q-Successから2020年7月のWebサイト向けLinuxディストリビューションのシェアが発表された。2020年7月はUbuntuが継続して大幅にシェアを増やした。2位と3位のCentOSとDebianもシェアを増やしている。CentOSとDebianはこのところ減少傾向を続けていたが、昨年から増加傾向に転じた。
Ubuntuもしばらく減少傾向が続いていたが、2019年末から増加傾向へ転じた。先月は大きくシェアを増やし、2020年7月も継続してシェアが増加した。新しい長期サポートバージョンであるUbuntu 20.04 LTSが公開されたことや、Windows 10 version 2004でWSL2が公開されたことなどが、こうしたシェア増加に関与している可能性がある。
順位 | ディストリビューション | 今月のシェア | 先月のシェア | 推移 |
---|---|---|---|---|
1 | Ubuntu | 44.6% | 42.3% | ↑ |
2 | CentOS | 18.6% | 17.9% | ↑ |
3 | Debian | 18.1% | 17.5% | ↑ |
4 | Gentoo | 2.1% | 2.0% | ↑ |
5 | Red Hat | 2.0% | 2.0% | = |
6 | Fedora | 0.4% | 0.4% | = |
7 | SuSE | 0.2% | 0.2% | = |
8 | Scientific Linux | <0.1% | <0.1% | = |
Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。