ソフトバンクグループは7月29日、新型コロナウイルス検査のための検体を安全に採取できる唾液PCR検査を低価格・高頻度で提供することを目指す子会社「新型コロナウイルス検査センター株式会社」を設立したと発表した。

新会社は国立国際医療研究センターと、PCR検査の高頻度実施によるクラスターの抑制、早期発見および拡大防止に関する効果検証を行うことを目的とする共同研究を進めるため協議を実施していく。

国立国際医療研究センターの協力を得て、まずはソフトバンクグループ従業員を対象に唾液を用いた新型コロナウイルスのPCR検査を試験的に開始し、今後は福岡ソフトバンクホークスの選手へも新型コロナウイルス検査センターが検査を提供していく。

あわせて、検査を希望される自治体や法人などに、実費負担だけで唾液PCR検査を提供できる環境整備を進めていく予定。仮に利益が出た場合は医療機関などへ寄付などもしていくという。