国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は、同協会の技術委員会の1つであるエレクトリック・システム・デザイン(ESD)アライアンスの市場統計サービスをもとに、電子設計自動化ソフトウェア(EDA)業界の2020年第1四半期における売上高が、前年同期比3.5%増、前四半期比5.2%増の26億9800万ドルとなった。
独Siemensのグループ企業であるEDAベンダのMentor Graphicsの名誉CEOであるウォルデン C. ラインズ氏は「EDA産業が、2020年第1四半期に成長した背景には、最大の製品カテゴリである半導体知的財産(SIP)の成長がある。また、プリント回路基板ならびにマルチチップモジュール(PCB/MCM)カテゴリも2桁成長を遂げたほか、その他のカテゴリもプラス成長を遂げており、各国・地域市場も好調であったということが挙げられる」としている。
なお、同統計がカバーする全企業の従業員数は、2019年第1四半期の4万3500名から2020年第1四半期には4万5938名へと増加している。