凸版印刷は7月29日、同社が提供しているさまざまな業界・業種の製造現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するクラウドサービス「NAVINECTクラウド」に新たなカテゴリのアプリケーションとして、同日より製造業へ向け「在庫管理」を、2020年8月より「帳票管理」の提供を開始すると発表した。
「在庫管理」は、紙の帳票を使って手書きで行っていた資材などの在庫管理業務をデジタル化し、業務の効率化を実現する。資材ごとのQRコードが印字された在庫ラベル、RFID(オプション)などによるクラウドでのデータ管理やスマートフォンなどでの入荷管理、在庫照会など在庫管理に関わるさまざまな業務を行うことが可能であり、資材の在庫は元より、半製品、製品の在庫管理にも利用できるという。
「帳票管理」は、営業や事務所スタッフから製造現場に配布される帳票のデジタル化により、電子承認や遠隔地からの指示を実現する。紙の帳票の回覧や配布作業の削減、各従業員の確認状況のリアルタイム把握などをクラウド上で実施することが可能。
両アプリケーションは、先行して同社で提供されている「生産点検」「見える化」と組み合わせて運用することができるとのこと。
利用料金は、月額23万円から(10ユーザー)/1カテゴリ(年間契約必須)となっており、「在庫管理」におけるRFIDを使った運用は別途見積りが必要となっている。