Microsoftは7月24日(米国時間)、「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 19042.421 (20H2)|Windows Experience Blog」において、「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 19042.421 (20H2)」の新機能や主な変更点を伝えた。ビルド19042.421で開発されている内容は、2020年秋にリリースが予定されている次のフィーチャーリリース版「Windows 10, version 20H2」での導入が予定されている。
Windows 10 Insider Preview Build 19042.421で導入された主な新機能や変更点は次のとおり。
Alt-Tabでのアプリケーションスイッチの対象にMicrosoft Edgeのタブを統合。従来はアプリケーションのショートカット切り替えを行う機能だったが、このビルドからEdgeのタブもアプリケーションのように個別に切り替えが可能となる。この動作が気に入らない場合は、設定アプリケーションから「システム」→「マルチタスク」を選択して設定を変更することが可能(Microsoft Edge version 83.0.475.0およびこれ以降のバージョンが対応)。
Microsoft Edgeの固定したタブをタスクバーに統合。固定したタブはメインのタブのようにタスクバーにおけるプレビューに表示されるほか、そこから選択した場合は、選択したタブを選んだ状態でMicrosoft Edgeにフォーカスが移るようになる(Microsoft Edge 85.0.561.0およびこれ以降のバージョンが対応)。
タスクバーのレイアウトをクラウドアカウントとより強く結びつけ、クラウドアカウントに応じて表示するタスクバーのレイアウトを変更(これは新規でアカウントを作成などしたユーザーを対象とした機能で、既存のユーザーに対して自動的に有効化はしない)。
コントロールパネルのシステムページを設定アプリケーションへ統合(Microsoftはコントロールパネルで提供している設定機能を設定アプリケーションへ統合する取り組みを進めており、このビルドにおいてはシステムページが設定アプリケーションへマージされた)。
スタートメニューのテーマをさらに変更。アプリの無地バックプレートを削除し、均一で透明なバックプレートへ変更。これまでよりも全体の統合性が向上したほか、ダーク/ライトテーマの対応性が向上。Fluent Designアイコンもこれまでよりもなじんでいる。
Microsoftは操作やデザインがより統一されたものになるよう、製品の変更を繰り返している。こうした変更はタブレットデバイスやスマートフォンにおけるユーザーの反応などを取り込んだものと見られる。2020年秋にリリースが予定されているWindows 10, version 20H2では、デザインや操作がより包括的なものになることが予測される。