ソニーは7月22日、クリエイティビティとテクノロジーを体験する機会の提供を通して、あらゆる子どもたちの好奇心を拡げ、創造性や問題解決力、多様性を受け入れる力の向上をサポートする教育プログラム「CurioStep with Sony(キュリオステップ)」を開始すると発表した。

同プログラムでは、同社グループの製品やコンテンツ、技術などを活用し、これまでの科学教育に加え、プログラミング、エンタテインメント、アートなど「STEAM(※1)」教育へ領域を広げたワークショップを実施し、クリエイティビティとテクノロジーを体験する機会の提供を通して、一人一人の好奇心を引き出し広げることをサポートするとのこと。

また国内ではリアルの場に加え、オンラインでのワークショップ実施やコンテンツ提供も行う。こうした取り組みを通じて、新型コロナウイルス感染症により学習の機会を制限されている子どもたちや、これまで機会が十分ではなかった地域の子どもたちにもワークショップを届けるなど、持続可能な教育につなげるとしている。同プログラムは2020年度は日本を中心に実施し、今後海外拠点を含むグローバルでの展開も予定しているとのこと。

同社はワークショップの第1弾として、8月に実施する「おうちdeチャレンジ!MESH(※2)発明ワークショップ オンライン」(実施期間:2020年8月15日または16日から2週間) の参加者の募集を同日より開始する。

さらに、9月には「MESH × toioオンラインプログラム」の実施も予定しており、このプログラムは、IoTブロック「MESH」とソニー・インタラクティブエンタテインメントのロボットトイ「toio(トイオ)」を使いさまざまなセンサーとロボットの動きを組み合わせることで、家族や友人と楽しめるゲームづくりに子どもたちが挑戦する内容となっている。

(※1)Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の略。
(※2)センサーやスイッチなどの機能と身近なものを組み合わせ、使う人それぞれのアイデアをプログラミングで実現できるIoTブロック。