サッポロ不動産開発は7月21日、同社が北海道札幌市で運営する複合商業施設である「サッポロファクトリー」において、消費者の購買意欲を予測する最新テクノロジーを利用した実証実験を、7月22日から8月6日までの予定で行うと発表した。
今回の取り組みでは、商業施設の共用スペースを使用し、SD Rの「データマーケティングによるショールーミング事業」をサッポロファクトリーで実証実験の形で展開する。 この実験の結果を受け、今後は展示商品や設置場所、設置什器による取得データをブラッシュアップし、センシング技術と遠隔操作技術を組み合わせた、購買行動を促すことが可能な次世代型のショールーミング事業を目指す。
ショールーミング事業とは、商業施設の共用スペースを使用して商品などを展示・販売し、画像認識技術を利用したカメラ内蔵型の可動式什器及び説明員によるヒアリングを通じて、購買・非購買顧客に関するデータを取得・分析、商品展示企業に対してデータを提供する事業。
事業運営は、共有スペースを使用したショールーミングストア事業を展開しているSD Rに委託し、今後は、実際の購買行動の促進や、世の中に出る前の商品プロトタイプの展示により、マーケティングなどの施策での利用を視野に事業拡大を目指すとしている。
今回の実験では、サッポロファクトリー内の共有スペースを使用して商品などを展示・販売する。 画像認識技術を使用したカメラ内蔵型の可動式什器及び説明員によるヒアリングを通じて、購買・非購買顧客に関するデータを取得・分析し、実証実験で取得したデータの利用方法を検証するとのこと。
設置するのは、高さ900mm×横745mm×奥行840mmの什器2台。 設置場所はサッポロファクトリー内の3か所で、数日ごとに場所を変えながら順次実施予定としている。