Windows 10はローリングリリースモデルが採用されている。春と秋にそれぞれ新機能の追加を伴う大きめのアップデート(フィーチャーアップデート)を実施しており、Microsoftは基本的にユーザーに対し、常に最新のWindows 10へアップデートすることを推奨している。しかし、このところMicrosoftはアップデートごとに不具合の発生も起こしており、一部のユーザーは問題に悩まされている。
Microsoftは2020年5月に配信を開始した最新のフィーチャーアップデート版に関して「Windows 10, version 2004 and Windows Server, version 2004 - Windows Release Information | Microsoft Docs」において不具合情報の提供を行っている。このバージョンには既にいくつかの不具合が認識されており、Micrososftは依然としてその半数に関して以前として調査中とし問題解決に至っていない。2020年5月に配信がはじまったフィーチャーアップデート版に関してはこの不具合情報をチェックし、問題がないと判断してからアップデートを実施したほうがよいものと見られる。
2020年7月17日(米国時間)、TechNetに投稿された「NCSI taskbar icon may report "no internet" on Windows 10 2004 devices that DO have internet access」が、最新のフィーチャーアップデート版に関して別の問題を伝えた。報告によれば、複数のユーザーがインターネット接続があるにもかかわらず、Windows 10が「インターネットなし」と通知するという。実際にはインターネットに接続できており、Webブラウザによるネットサーフィンも可能とされている。
Microsoftは既にこの問題を認識しており、現在調査中としている。今後のアップデートで問題の修正が図られるものと見られる。