Microsoftは7月16日(米国時間)、「Microsoft Edge release notes for Stable Channel|Microsoft Docs」において、同日公開した「Microsoft Edge version 84.0.522.40」の新機能や主な変更点を紹介した。

取り上げられている主な内容は次のとおり。

  • PDFコンテンツを読む機能の実装、PDFファイル編集機能の改善。
  • イマージブリーダーによる翻訳機能の導入。
  • Internet Explorerモードにおけるサイトリストダウンロード遅延を60秒から0秒へ短縮。また、サイトリストがダウンロードされるまでInternet Explorerモードのホームページナビゲーションを遅らせる必要がある場合に合わせてフループポリシーのサポートを追加。
  • Windows 10で管理者としてMicrosoft Edgeを実行している場合、ユーザーがEdgeにサインインできるように変更(Windowsサーバまたはリモートデスクトップ/サンドボックスなどのシーンでMicrosoft Edgeを実行している場合にこの機能が便利)。
  • フルスクリーンモードにおけるマウスを完全サポート(フルスクリーンモードを終了しなくともマウスを使ってアドレスバーやそのほかのアイテムへアクセス可能)。
  • オンラインショッピング機能を改良。保存したデビットカードやクレジットカードにカスタムニックネーム機能を追加(デビットカードやクレジットカードの自動入力を行う際に適切なカードを選択しやすくなる)。
  • TLS/1.0およびTLS/1.1をデフォルトで無効化。
  • コレクションのアイテムにメモやコメントを追加する機能の搭載、メモのグループ化、背景色変更機能、エクスポート時間の高速化など。
  • ストレージアクセスAPIの提供。
  • ネイティブファイルシステムAPIの提供。
  • Visual Studioとキーボードショートカットを一致させることができるようにカスタマイズ機能を実装。
  • Microsoft Edge

    Microsoft Edge version 84.0.522.40

MicrosoftはChromium版の導入を始めてからシェアの増加を続けている。これまでよりもアップデートの頻度が頻繁になり、Chromeに近い機能を常に提供できるようになった。Chromium版のMicrosoft Edgeは今後もシェアの増加が続く可能性がある。