amsは7月9日、LEDなどの光半導体を手掛ける独OSRAM Lichtの買収を完全に完了し、募集価格が入札株主に支払われたことを明らかにした。
同買収後、amsはOSRAMの全株式の69%(自己株式を除く)を保有することとなる。買収に要した費用は約27億ユーロとしている。また、この買収により、amsはOSRAMの大株主として、近日中にOSRAMの監査委員会での代表権を取得する予定としている。
amsのCEOであるAlexander Everke氏は、今回の買収について、amsも欧州企業であり、今後も欧州に確固たる拠点を構え、amsが注力するセンサソリューションとOSRAMの光工学ソリューションを融合させていくことで、共同で新たな製品やソリューションを提供することが可能となるとコメントしている。
なお、amsは、適切なタイミングで両社の統合に向けた今後の予定を発表する予定だとしている。