エプソンは7月14日、会計事務所・バックオフィス部門のコネクテッド・オフィス化戦略の一環として、業務アプリケーションである「財務応援 R4」シリーズのサブスクリプション型ラインアップとクラウドサービス機能を拡充し、経理業務の生産性向上やテレワーク対応を支援すると発表した。
具体的には、企業向けの「財務応援 R4 新ラインアップ」を8月26日に、会計事務所向けの月次決算早期化における資料回収を実現する新サービスである「データ共有機能拡張版」を8月4日に、それぞれサービス開始する。
財務応援 R4のラインアップ拡充では、従来の1ユーザー版に、クラウドデータ共有機能に対応した「ライト・プラス」「プレミアム」を追加する。
さらに、従来の「ライト」版に安心サポートメニューを付帯した「ライト(安心サポート付き)」モデルも追加し、導入初年度やメンバーの入れ替えがあった際に、より安心して利用できる環境を提供するとしている。
会計事務所向けの新サービスでは、月次決算業務フローをデジタル化し、クラウドプラットフォームを使用した現場の資料回収の早期化やテレワーク対応を支援するという。
具体的には、会計事務所と顧問先企業をクラウド上でR4財務データの共有を行う従来の「Weplat データ共有サービス」の機能を拡張し、R4財務データに加えて、Microsoft Officeのファイルや証憑画像データなどの共有を可能にし、汎用性を高めたとのこと。
これにより、会計業務に付随する関連資料を持参したり郵送したりする手間を無くし、業務効率化と共に紛失リスクを低減するとしている。
また、インターネット環境があれば場所を問わず資料のやり取りが可能になり、会計事務所と企業のテレワークを支援するという。