ソニービジネスソリューションは7月14日、同社独自のAI技術で、逆光、暗所、霧、影、雪など、さまざまな環境下で撮影された映像の視認性をリアルタイムで向上する「画像鮮明化システム」を提供開始すると発表した。同システムは、ジーニックの映像入出力ユニットに画像鮮明化プログラムを搭載した上で販売される。価格はオープン。
同システムは、監視カメラや情報カメラなどの映像内の特徴を解析し、それぞれに最適な画像処理を行う。逆光下での撮影など、画面内に暗い部分と明るい部分が同時にある場合でも、映像内の領域ごとに最適な処理を行うという。
画像処理はAIで自動的に行われるため、専門知識が必要な細かい設定・調整は不要。また、カメラやレコーダーとHDMI接続するだけで利用可能なため、既存の設備を生かした形で設置ができる。
さらに、4K/HDに対応しており、鮮明な映像が求められる放送局の情報カメラや、工場内の監視カメラ、社会インフラ企業における河川監視や港湾監視、空港監視、視認性の悪い記録映像の再利用などにも活用できるとのこと。