三井情報、FRONTEO、ASEFパートナーズは7月10日、金融機関を中心に接客応対現場のリスク管理を進める企業に向けに、AIを活用したコンプライアンス・リスク管理支援サービスの提供を開始すると発表した。

金融機関が行っているコンプライアンス・リスク管理は、接客記録や接客応対を録音した音声データをランダムに抜き出し担当者が確認するサンプルチェックが中心で、対応件数に限りがあるほかブレが発生しやすいという課題があったという。

同サービスは金融機関の窓口、電話、コールセンターなどで録音された音声データを音声認識システムでテキスト化し、AIを使用したテキスト解析でコンプライアンス違反のリスクがあるやり取りなどを抽出、解析結果を元にコンサルティング会社がレポート化するところまでをワンストップで提供するという。

テキスト解析には、自然言語処理技術を持つFRONTEOのAIエンジン「KIBIT(キビット)」を活用し、音声認識システムと共に三井情報が導入を支援、解析結果のレポート化とコンサルティングはASEFパートナーズが行う。