Microsoftは7月8日(米国時間)、「Microsoft Teams Displays」と呼ばれるMicrosoft Teamsを使ったオンラインコラボレーション専用の個人用デバイスを発表した。Microsoft Teams Blogでは、同日のエントリ「Introducing Microsoft Teams displays」で、このMicrosoft Teams Displaysの特徴や魅力を伝えている。
新型コロナウィルス感染症の影響で、インターネットを介したリモートワークやオンライン会議の需要が急速に拡大している。それを受けて、MicrosoftではチームコラボレーションツールであるMicrosoft Teamsの機能を急速にアップデートしてきた。Microsoft Teams Displaysは、このMicrosoft Teamsを搭載した専用デバイスである。
Microsoft Teams Blogのエントリでは、Microsoft Teams Displaysのおもな特徴として特に次の5点を挙げ、それぞれの魅力を解説している。
- チャットや電話、会議、カレンダーといったMicrosoft Teamsの優れた機能が統合されており、それを高品質なマイクとカメラ、スピーカーとともに利用できる。
- 重要なアクティビティや通知をハイライト表示してくれる、パーソナライズ可能な常時オンのディスプレイである。
- Cortanaによる音声アシスタントを搭載しているため、自然言語で操作できる。
- PCとシームレスに統合され、お互いのデバイスで簡単にロック/アンロックしたり、ファイルやメッセージを移動したりすることができる。
- エンタープライズレベルのセキュリティやコンプライアンスに適合しており、プライバシーを確実に守ることができる。
Microsoft Teamsの専用デバイスといえば、すでにLenovoが「Lenovo ThinkSmart View」を発表している。Microsoftによると、Lenovo ThinkSmart ViewはMicrosoft Teams Displaysの最初の認定デバイスになり、そのほかにYealinkも同様のデバイスを展開する予定だという。Cortanaを搭載したMicrosoft Teams Displaysは、2020年後半から米国で利用可能になる予定とのこと。