TISは7月9日、マルチクラウド環境の運用とセキュリティ対策を単一の管理基盤で行える「エンタープライズ・クラウド&セキュリティプラットフォーム」を提供すると発表した。提供価格は最小構成で500万円(税別)から。
同プラットフォームは、「構成管理機能」「運用管理機能」「セキュリティ管理機能」の3つの機能で構成され「構成管理機能」はマルチクラウドに対応しており、AWSやMicrosoft Azureなどクラウドベンダーごとのユーザインターフェースやサービス仕様の違いを吸収し、統合的な運用管理を可能するという。
また各種セキュリティ規準、プラットフォームの設計、セキュリティ機能をプリセットして提供する。さらにクラウド環境のデプロイや設定変更の仕組みをコード化し、運用負荷の軽減、運用管理スピードの向上を実現するとしている。
同社では、同プラットフォームを「クラウド&セキュリティ」をコンセプトとした事業ブランド「Platform Square」の一つとして提供し、2025年までに30社の導入を目指すとしている。またリモートアジャイル開発機能の拡張やCSマークに準拠したプラットフォームの提供、セキュリティプリセットや運用サービス、ITSM準拠の運用ポータルなどを同プラットフォームに今後追加していく予定だという。