米オラクルは7月8日(現地時間)、同社のクラウドサービスを顧客のデータセンター内に提供するフルマネージドのクラウド・リージョン「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」を発表した。
「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」により、50を超える同社のパブリック・クラウドの商用リージョンで提供されているものと同じ最新クラウドサービス、API、SLA、セキュリティを企業のデータセンター向けに提供する。
「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」にはフルマネージドの管理機能が含まれており、同社のパブリック・クラウドで利用できるようになった時点で、新しい機能や機能にアクセスすることができる。
加えて、顧客データを厳密に分離して顧客のデータセンター内でローカル保管できるようにしているため、セキュリティも確保される。
料金は、同社のパブリック・クラウドの商用リージョンで提供されているものと同様の価格体系に基づき、使用したサービスのみ支払う形態となる。月額50万米ドルからで、同社は「競合他社が提供する単一リージョンの利用料金の数分の1で利用可能」とコメントしている。
国内では、野村総合研究所が「Oracle Dedicated Region Cloud @Customer」を採用している。