さいたま市教育委員会は7月8日、GIGAスクール構想実現に向け、転職サイト「ビズリーチ」において、教育のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するプロフェッショナル人材の公募を副業・兼業限定で開始した。
さいたま市教育委員会は、タブレット端末および高速大容量の通信ネットワーク整備などのGIGAスクール構想の実現にいち早く着手してきたが、個別最適化された次世代の教育を実現するには、ICT環境を整備するだけでなく、Webサイトの制作やセキュリティ対策などでより専門的な知識を持ったICT・IT領域のビジネスプロフェッショナルとの連携が必要だと考えたという。
今回の公募がGIGAスクール構想実現に向けた官民連携施策の先進モデルとなり、全国の自治体に波及していくことを目指す。
さいたま市教育委員会 教育長の細田眞由美氏は、「時代は大きく変化しています。数年かけて準備していく予定だった教育のデジタル化は、今般のコロナ禍により、一刻の猶予もなく対応が迫られています。私たちは、変革のスピードについていくための力を付けなければなりません。教育は未来を創る仕事です。さいたま市教育委員会は、前例にとらわれず、ドラスティックな改革を推進できる方々と協働し、日本の教育の未来を変えていきたいと考えています」とコメントを寄せている。