Microsoftは7月1日(米国時間)、「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 20161|Windows Experience Blog」において、Windows 10のプレビュー版である「Windows 10 Insider Preview Build 20161」のリリースを発表した。今回リリースされたBuild 20161は、2021年春のリリースをターゲットとしたバージョンのプレビュー版に当たり、スタートメニューのデザインの変更や、よりパーソナライズされたタスクバーといった新機能を含んでいる。
Insider Previewは正式版がリリースされるよりも前に開発チャンネルから提供されるプレビュー版で、将来追加される可能性のある新機能を先行して試すことができる。Windows Insider Programで「Devチャンネル」を選択しているユーザーに対し、Windows Update経由で提供される。
今回のリリースで追加された主な機能としては、まずスタートメニューのデザインがアップデートされたことが挙げられる。これまで無地だったタイルの背景が、部分的に透明なデザインに変更され、ライト・ダークテーマに合わせたものになっている。
現在開いているウィンドウを一覧表示する「Alt + TAB」機能も拡張されて、Microsoft Edgeで開いているすべてのタブがウィンドウと同様に一覧に表示されるようになった。設定によって、表示するタブの最大数を制限したり、非アクティブなタブの表示をオフにしたりすることもできる。
タスクバーにも新機能が加わっている。新規にアカウントを追加した際に、クラウドと連携してタスクバーのアイコンを自動でパーソナライズできるようになった。AndroidやXbox Liveにリンクしているユーザーに対しては、スマーとフォンとの同期やXboxアプリのアイコンが最初からピン留めされているようだ。
ほかにも、通知機能が改善されてより情報が確認しやすくなったり、2-in-1デバイスのモード切り替えのユーザエクスペリエンスが向上したりしているといった変更が加えられている。また、Microsoftでは現在コントロールパネルの機能を「設定」アプリに組み込む作業を行っており、その一貫としてコントロールパネルの一部の情報が「設定」にも表示されるようになっているとのことだ。
Insider Previewはあくまでもプレビュー版であるため使用は自己責任になるが、最新の機能をいち早く使ってみたいユーザーはぜひ試してみるといいだろう。Microsoftでは、Windows Insider Programを通じてユーザからのフィードバックを広く募集している。