SCSKは7月1日、オールインワン・クラウドコンタクトセンター基盤である「PrimeTiaas SharePack(プライムティアーズ シェアパック)」をサービス提供開始した。価格は、1席1万円(税別)からの月額サブスクリプション制。今後3年で4500席の提供を目指す。
「PrimeTiaas」は、データセンター内に設置したアバイア製PBXをネットワーク経由で利用できるマルチチャネル対応クラウド型音声基盤サービスであり、新サービスは、コンタクトセンターの標準機能をパッケージ化したマルチテナント型のサービス。
2015年1月から提供しているプライベートクラウド型音声基盤サービスである「PrimeTiaas Suite」と比較して、短期間かつ低コストでクラウドコンタクトセンター基盤を利用できるとしている。
同サービスには、Basic「基本サービスパック」、Extended「拡張サービスパック」、Special「特別サービスパック」の3種類がある。
Basicは、今回提供開始したサービスであり、基本機能として電話機、有線ヘッドセット、通話録音、PBX、簡易IVR、CMSレポート、CRM連携、サービスデスク、システム監視・保守を提供する。またオプション機能として、在宅勤務及びシステム運用を用意している。
Extendedは2020年10月にリリース予定であり、Basicの基本機能に加え、マルチチャネル基盤を標準搭載する。
Specialは2021年にリリース予定であり、Basicの基本機能に加え、マルチチャネル基盤及び音声認識を標準搭載する。
利用には、電話回線及び自社拠点内のネットワークを準備する必要がある。また、基本機能・オプション機能とも、別途初期費用が必要。
なお、12月31日までに契約したユーザー企業には、在宅勤務オプションを3か月間無償提供するとのこと。
同社は同サービスについて、新しい働き方を実現する基盤サービスの提供を通じて、同社が経営理念「夢ある未来を、共に創る」の実践のために策定したマテリアリティの1つである「いきいきと活躍できる社会の実現」に資するサービスとしている。