日本ユニシスは24日、店舗やオンラインでの購買データのAI解析により、心理的特性を分析し継続的な顧客である"ファン"になるユーザーを育むことを支援するAI顧客データ分析サービス「RinzaTarget」の提供開始を発表した。
「RinzaTarget」は、オンライン/店頭での購買や利用履歴などから顧客の心理的特性をはかり、顧客層に応じたプロモーションのタイミングや内容を最適化させていくものだが、ビジネス継続には欠かせない長期的な顧客獲得に主眼に置いている。
具体的には、プロモーションの戦略立案支援、暗号化処理などセキュアなクラウド上での分析環境の提供、継続的な運用を行うための分析自動化の3つのサービスメニューが提供されており、同社のデータサイエンティストも支援に携わる。数百億レコード以上の大量処理も可能な大規模な分析にも対応している。
同社のAI「Rinza」ブランドでは、他にも販売数予測や来店数予測を行う「RinzaForecast」、顧客体験価値向上と社内共通業務の負担軽減を目的とした「RinzaAssistant」なども展開しているが、今後は顧客体験向上やデータ連携機能など"ファン"の拡充にも寄与するサービスを順次リリースする予定だ。